完成された循環
一人の人間が生まれて、その人生を生きるというのは、何も特別なことではない。過去20万年に渡って繰り返されたそれぞれ個別の苦行である。
能力汚染
他人をいくら出し抜いても、それは運まかせのシーソーゲームでしかないと気付くだろう。自分の勢いは永遠に続くものではなく、むしろ我々が恐れている通り、ここぞと言うときに頼りにならないのは、ほかでもない自分自身になるのだ。
世界を支えるディテール
生きていれば必ず、短縮できないプロセスに行く手を阻まれ、実際に自分自身で辿らなければならないディテールを目の当たりにするはずである。そもそも自分自身がプロセスそのものである。
自由意志の自由
世の中の全ての事象が不確実でいて、どんなことも起こり得るというならば、せめて自分一人の意志だけはときとして揺るがないものであったとて、恐れるほどのことでもないと思うこの頃なのだ。

